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ブラジルのアートや音楽を伝えていくために、 今、大使館が考えていることとは?
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「リオから東京へ」のかけはしをコンセプトに、ブラジルの文化を伝えていく

日本にブラジルの文化を広めていくために、ブラジル人アーティストの展示会などを実施している駐日ブラジル大使館。大使館として今どのような活動を行ない、そうして今後についてはどのようなことを考えているのか? 今回はブラジル大使館文化担当官のペドロ・ブランカンチ氏にお話をうかがってきた。
ペドロ氏は現在の大使館の文化面での活動についてこう話す。
「私たちの活動は『リオから東京へ』のかけはしをコンセプトに行なっています。リオデジャネイロオリンピックに合わせ、ブラジルのアートへも注目してもらい、そして東京オリンピックまでその注目度を高めていく。そうすることで、日本とブラジルの文化的なつながりを強くできると考えています」
昨年から今年の上半期までは「ブラジリアンカルチャーフェスティバル 2015-2016」を実施。世界的な建築家であるオスカー・ニーマイヤーの回顧展を東京都現代美術館で行ない、同じく建築家のリナ・ボ・バルディの回顧展をワタリウム美術館で、そして写真家の大原治雄の巡回展などを行なった。農業移民としてブラジルに17歳で渡り、ブラジルでの日々の生活を撮った大原治雄の写真展は日本初だ。

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リナ・ボ・バルディとオスカー・ニーマイヤーの展示会のポスター。

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大原治雄の写真展を告知する大使館内のパネル。

オリンピック後は3つのテーマを中心に

オリンピックで高まるブラジル文化への注目を維持していくために、ブラジル大使館では9月以降にもさまざまな活動を予定している。それらは3つのテーマを中心に企画され、ブラジルの文化に触れられる魅力的な機会が揃っている。
まずひとつ目は、「建築デザイン」をテーマにした活動だ。オスカー・ニーマイヤーと同様、建築家にとってのノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞したパウロ・メンデス・ダ・ホッシャの展覧会を9月24日(土)から予定している。
「パウロ・メンデス・ダ・ホッシャの展覧会を開催すると、ブラジル3大建築家をすべて日本に紹介したことになります。これがブラジルの建築デザインへ興味を持っていただく入口になるはずです」とペドロ氏は言う。
また、9月16日(金)〜19日(祝)に青山で開催される「東京アートブックフェア」(http://tokyoartbookfair.com/)の今年のテーマ国はブラジル。ブラジル大使館では大規模なブースを出展し、建築デザインなどのブラジルのアートブックを展示するという。

ブラジルの新たな音楽を知ってもらうために

2つ目のテーマは音楽。ブラジル音楽は日本でも普及し、評価も得ているが、それはまだ特定のアーティストやジャンルに限られているとペドロ氏は言う。
今年は、サンバのレコーディング100周年。アフリカのリズムとヨーロッパのメロディが融合したサンバは、1916年に『ペロ・テレフォーニ(電話で)』というレコードが発売されたことで初めてジャンルとして確立されたのだという。
あらゆるブラジル音楽に影響を与えたサンバの100周年を記念し、今年は新たなブラジルの音楽について知ってもらう機会を数多く設けている。10月7日(金)〜9日(日)に開催される「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2016」には、ドキュメンタリー映画『ブラジル・バン・バン・バン』で世界的に話題となったジャイルス・ピーターソン率いるソンゼイラ・ライブ・バンドが来日。ブラジルのトップミュージシャンが揃ったスペシャルバンドだ。
同イベントには、ブラジル音楽会のレジェンドとも言えるカエターノ・ヴェローゾも出演。他にも若き天才ピアニストと評されるアンドレ・メマーリが12月に来日するなど、世界的な評価を得ているアーティストのライブを楽しめるイベントが目白押しだ。

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映画『『ブラジル・バン・バン・バン』は、8月28日(日)に下北沢のJAZZY SPORT SHIMOKITAZAWAで開催されるBRAZIL CARNIVAL(http://jazzysport-shimokita.tokyo/news.html)でも上映される。また、京都の立誠シネマ(http://risseicinema.com/movies/17759)でも、9月17日(土)〜10月7日(金)に上映予定。

ブラジルアートの多様性を伝えていく

3つの目のテーマは、多様性に富んだブラジルのアートを多くの人に知ってもらうこと。現在、ブラジル大使館の入口階段の壁面には、池袋西武屋上の巨大ウォールアートを描いたエドゥアルド・コブラ氏の作品が描かれている。青山という若者が集まる立地を活かし、若い人たちにもブラジルアートの魅力を伝えていくのが狙いだ。ペドロ氏はこう話す。
「年配の方はブラジルについてよく知っている方も多いのですが、若い人にも、もっとブラジルの文化を知っていただきたいと考えています。日本のキュレーターたちと協力し、これからもブラジルアートの魅力を伝えていきます。また、日本とブラジルのアートに携わる人たちが交流する機会もつくり、彼らの交流からブラジルのアートが日本に伝わるようになる流れをつくっていければとも思っています」

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大使館の入口に描かれたエドゥアルド・コブラ氏の壁画。

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大使館内にもブラジル人アーティストの作品が飾られている。

取材協力

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駐日ブラジル大使館文化担当官
ペドロ・ブランカンチ

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