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下城民夫氏(日本バーベキュー協会会長)インタビュー 楽しみ方も実はカンタン。シュラスコの魅力とは?
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大きな肉を分け合うから、コミュニケーションが生まれる

イオンレイクタウンで8月5日(金)〜7日(日)に開催されたブラジルフェア。フェア期間中に開催された「ブラジリアンバーベキュー体験会」で、シュラスコの焼き方をレクチャーしてくれた日本バーベキュー協会会長の下城民夫さんに、シュラスコの魅力などをお聞きした。
下城さんはまず、「バーベキューといえば、ブラジルでもアメリカでも、大きなお肉を焼きます。小さなお肉では焼き肉になってしまいます(笑)」と言う。そして、「シュラスコの大きな特徴は、エスペトン(太い鉄串)にお肉を刺して焼くことです。もともとは、サーベルに刺してお肉を焼いていたのがシュラスコの発祥のようです」とのこと。
「大きなお肉をエスペトンに刺して焼くメリットは、まず、焼くのが楽なことですね(笑)。今は世界的にもバーベキューは楽にやるのが主流になっています。大変だと二度とやりたくなくなりますから。焼くのが楽なら、その分みんなで会話したりできるから楽しいですよね」
大きな肉を焼き、それを切り分けてみんなで食べる。そうすることで、ただお腹を満たすだけでなく、パーティに参加した人たちが仲良くなる。シュラスコは自然とコミュニケーションが生まれる共食文化なのだ。

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お肉やリングイッサ(ブラジルのソーセージ)、パイナップルをエスペトンに刺して焼くのがシュラスコのスタイル。

用意するのはエスペトンといつものグリル

日本で一般的に使われているグリルと炭、そしてエスペトンさえ用意すればシュラスコを楽しむことができる。エスペトンも、現在はインターネットなどで手に入りやすくなっているそうだ。
グリルに炭を置くときに注意したいのが、炭はグリルの底の半分だけに置くということ。豚肉や鶏肉は、炭の上で焼くと火力が強すぎる。炭のないところの余熱を使うことで、お肉の中がやわらかく焼き上がる。

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豚のフィレ肉を、余熱で焼いている様子。

エスペトンに刺したお肉はゆっくり回しながら焼く。ゆっくり焼くことで、肉の脂が下に落ちず、お肉に回りこむ。そして、外を固く、中はやわらかく焼くことでおいしいシュラスコになる。豚肉の場合、中のお肉が63℃を超えれば衛生面でも安心だ。お肉の中の温度は、専用の温度計を使うか、もしくは天ぷら用の温度計などでも計ることができる。

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肉用温度計。最新のものでは、スマートウオッチに温度データを飛ばせるのだとか。

シュラスコの味付けは極めてシンプル

シュラスコの味付けは、基本的に塩のみ。豚のフィレ肉など、パサつくお肉にはオリーブオイルを塗る。シンプルな味付けのため日本人の口にも合い、シュラスコを初めて食べる日本人の多くが「おいしい」と喜ぶそうだ。
豚肉や鶏肉は、ヴィナグレッチというソースに付けて食べることが多い。このヴィナグレッチとは、酢と水を1:2の割合で混ぜ、刻んだセロリやパセリ、トマト、玉ねぎなどを入れ、最後にオリーブオイルと塩こしょうで味を調整したもの。さっぱりとしたヴィナグレッチに付けて食べると、お肉もたくさん食べられる。
シュラスコではパイナップルもよく食べられる。シナモンシュガー(普通の砂糖でも代用可)を付けて焼くだけなのだが、驚くほどジューシーになる。下城さんもシュラスコパーティを開く際には、必ず最後にパイナップルを焼くのだとか。
「最後にみんなで集まってパイナップルを食べて、バーベキューを終わりにするんです。お肉をもう食べられないという人も、パイナップルなら食べられますから。最後にもう一度集まると、良い雰囲気でパーティを終えることができます」

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パイナップルも切り分けて食べる。写真はイオンレイクタウンのブラジルフェアでの様子。

シュラスコを楽しむと、ブラジル文化の知識が広がる

シュラスコの味付けに使う塩や、ヴィナグレッチの酢やオリーブオイルは、できればブラジルのものを使用したほうがおいしくなるそうだ。
「ブラジルの塩は岩塩ですし、酢はとてもマイルドな味で日本のものと全く違います。ヴィナグレッチをつくるにしても、ブラジルの酢のほうが良く合いますね。今は輸入食材のお店とかに行けば、ブラジルの食材も手に入りますからぜひ使ってみてください」と下城さん。
そして、シュラスコを食べるなら、カイピリーニャやアサイージュースなどのブラジルのドリンクを一緒に楽しんでほしいと下城さんは言う。
「シュラスコと良く合いますし、なによりブラジルのドリンクも一緒に楽しむとパーティがよりおもしろくなりますよね」と話す下城さんは、シュラスコを楽しむことがブラジル文化を広く知るきっかけになるとも言う。
「例えば、ブラジルではお肉に味付けするときに、塩を大胆にかけて、最後にふるい落とします。日本人の感覚では、もったいないと思ってしまいます。でも、ブラジルは山に行けば岩塩が豊富にあるので、塩をもったいないと思わないんですね。そういう文化の違いを知るのも楽しいですよね」

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左から、ブラジルの塩、オリーブオイル、酢。

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